ケーススタディ
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事例:INTEGRIS Health サービス・レベルの保証を最優先するINTEGRIS Health, Inc.
OpenVMS、Tru64、AIXのモニタリングにSightLineを活用

INTEGRIS Healthは米オクラホマ州最大の州立医療施設を運営する企業であり、病院、リハビリセンタ、医療クリニック、メンタルヘルス施設、自立生活センタ、および在宅医療介護サービス組織を州全般にわたり展開しています。INTEGRIS Healthの各施設は内部ネットワークで繋がり、膨大な情報を共有しており、自社のITネットワーク・サービス・レベルでクライアントに優れたレスポンス・タイムを提供するためには、ネットワークの常時接続が非常に重要となります。

SightLineは、INTEGRIS Healthのネットワーク上で稼動するオペレーティング・システムやハードウェアのモニタリングに利用されています。INTEGRIS Healthのシステム・エンジニアであるTedKidd氏は次のように説明しています。「INTEGRIS Healthでは、システム全般にわたるパフォーマンスや利用状況を追跡するツールを模索していました」。特に同社はOpenVMSプラットフォームの監視ソリューションを必要としていました。INTEGRIS Healthは、PAWZなど、各ベンダの製品を検討した結果、同社の複雑な要件に合致した最適な製品として、深堀機能やサーバ・パフォーマンスの24時間365日体制でのモニタリング機能を搭載したSightLineが選択されました。
 

問題の迅速な特定と解決

INTEGRIS HealthはSightLineにより、正確な履歴情報とともに日毎のタイムリーな情報を取得できるとKidd氏は述べています。また、ハードウェアの要件を推測ではなく正確に把握し、問題を迅速かつ効率的に特定、解析できるようになりました。SightLineにより、OpenVMSプラットフォームの他、Tru64とAIXをモニタリングし、これらの重要なシステム間のスムーズな連携を実現しています。

履歴トレース・ファイルの活用と、SightLineのAutoWebによるインターナルWebへのデータ提供により、INTEGRIS Healthはサーバのアクティビティの追跡と成長トレンドの正確な把握を可能にしています。これにより、システム・エンジニアや管理者は必要な情報にアクセスし、簡単かつタイムリーに解析できるようになりました。

「AutoWeb機能により、IT担当者でなくても、いつでもサーバのアクティビティをリアルタイムで観察できます。また、昨日、先週、さらには先月のアクティビティも確認できます」とKidd氏は続けています。また、Kidd氏は次のような例を挙げています。最近のインスタンスで、1つのサーバのCPUが極端にビジー状態である内容のメッセージをTivoliモニタで受信しました。メッセージの受信後、SightLineのAutoWebにより、該当サーバに関するライブ・フィード・プロットを抽出しました。SightLineの高度なモニタリング機能により、Kidd氏はWebページ上でライブ・プロットを確認し、CPU使用率100%の状態が30分間継続していたことを突き止めました。これを受け、アプリケーション/データベース・アナリストと問題の原因を見極め、解決に至っています。SightLineがシステム全般をモニタリングする手段を提供することで、担当者はパフォーマンス・ルールやロジックを導入し、リアルタイムで重要なトランザクション・パスのすべてのコンポーネントをスキャンし、複雑な運用の干渉を防ぎ、サービス・レベル・スタンダードを維持することが可能になりました。
 

エンドユーザからエグゼクティブまで付加価値を実感

SightLineは、INTEGRIS Healthの組織のレベルごとに付加価値を提供しています。エグゼクティブ・レベルでは、システムの健康状態に関する分かり易いリアルタイム情報を提供しています。IT担当者に対しては、深堀機能により、システム全般と潜在的な問題を把握することができます。また、ダウンタイムの軽減により、クライアント・レスポンスが向上し、すべてのプラットフォームと統合することで、クロス・ドメイン・アプリケーションのスケール・メリットも享受できます。

「社内で各レベルにわたり、一定のサービス・レベルを確保する必要がありました。SightLineにより、シームレスな統合で情報のスムーズなフローが実現し、運用全般の効率性が見違える程向上しました」とKidd氏は満足しています。