SightLine Performance Management Solution on Stratus

ユーザ・レスポンス・タイムとシステム・パフォーマンスの低下は、システムの可用性に多大な影響を与えます。ユーザからの日常的な要望への対応や、最適なROIを確保することは、安定したインフラストラクチャの重要な使命であり、効果的なモニタリングがシステム・パフォーマンスのキーとなります。SightLineのパフォーマンス・モニタリング・ソリューションでは、ContinuumやVSeriesにおけるリソースの追加または既存プラットフォームのアップグレードに対応しており、Stratus製品を最大限に活用することができます。

SightLineの自動傾向解析機能により、一元化されたパフォーマンス・コンソールからマルチ・プラットフォームを監視できます。また、主要レポートやステータス・インジケータを内部のWebサイトから確認することができ、常に最新情報を得ることができ、将来のリソース要件を先読みすることも可能になります。




企業全体の環境を包括的に監視
SightLine™は、複雑なStratusサーバ環境下において、強力かつ簡単利用のパフォーマンス管理ソリューションを提供します。また、Microsoft® Windows®クライアントやWebブラウザ・インタフェースからモニタリング・ツールを用いて、システム、データベース、アプリケーション全般にわたり迅速にアクセスできます。マルチ・プラットフォームを管理する場合でも、SightLineは膨大なデータ・ポイントの解析が可能で、VOS、Windows、Linux、UNIXの各システムのリアルタイムおよび履歴データを同時に確認できます。これにより、各システムやシステム間の相互運用性におけるパフォーマンスの包括的な洞察を得ることができます。

豊富な機能を持つ解析ツール
SightLineの自動解析ツールと内蔵の相関分析エンジンにより、データを実用的な情報に変換することで、効果的なパフォーマンスの問題解決に貢献します。

AutoAnalyze(自動解析) : 方程式またはルールを使用し、サービス・レベルに影響を及ぼしている可能性がある特定のデータを検索し、一定条件の元で診断します。条件が当てはまるとAutoAnalyzeは対象システムのアクティビティを記述し、パフォーマンスの問題の可能性がある個所をハイライトした一連のレポートを自動的に生成します。

AutoCorrelate(自動相関付け) : 業界先端のリニア・コラレーション・エンジンであり、インフラストラクチャ全体に存在する大量のデータ・メトリクスの相対関係を迅速に比較します。AutoCorrelateはシステム・データを素早く分析し、問題と正確な原因を特定して担当者が迅速に問題個所を修正できるようにします。

AutoInvestigate(自動診断) : エンタープライズ・パラメータが正常パターンから逸脱した場合、所定期間のシステム隔離を自動的に実行します。

AutoAlert(自動警告) : 特定イベントに基づくユーザ定義のしきい値を監視します。しきい値を越えるとレスポンス・アクションを実行し、アラートを通知します。

AutoThreshold’s(自動しきい値設定) : 通常のビヘイビアとの偏差に基づき、しきい値を自動的に指定することで、適切なしきい値レベルを設定します。




AutoWeb(自動Webレポート) : SightLineによって表示されるページやプロットからカスタマイズできるHTMLページを作成し、供給できます(上図参照)。データ・プロットで作成されたページに説明や関連リンクなどを挿入して補完することができます。

Trend Analyzer(傾向解析) :
SightLineの履歴データから傾向を読取り、データ・サマリやプロファイルを生成できます。

Webベースのレポート/アラート
SightLineソフトウェアは、いつでもどこからでもアクセスできる、リアルタイム・レポートを提供します。AutoReportにより、業務要件を反映したユーザ定義の、あるいは定義を多様に組み合せた広範なカスタム・レポートを作成できます。SightLineのAutoWeb機能は、生成したレポート・データをブラウザ環境に対応したWebページとして変換できます。レポートは設定間隔による自動更新ができ、内部または外部ユーザによるアクセスが可能なため、技術責任者や管理責任者に簡単にレポートを配信できます。

SightLineの自動レポート/アラート機能により、新たなパフォーマンス障害の発生を事前に察知・管理し、目標とするサービス・レベルの達成にも貢献します。また、豊富なInterface Agentsにより、すべてのプラットフォーム、データベース、アプリケーションより、パフォーマンス・メトリクスを収集します。これらのデータは収集後、事前に定義したしきい値の設定と比較し、しきい値を超えている場合、アラートを発信します。

SightLineでは、SightLine Expert Advisor/Visionコンソールにすべてのパフォーマンス・アラートを表示します。また、ネットワーク管理フレームワーク・コンソール、Eメール、電話、ページャにもアラートを送信可能で、カスタマイズしてオペレーションのインストラクションや診断手順を含めることもできます。

SightLineは一般的なSNMPベースのエンタープライズ・フレームワークやツールと統合します。カスタム・メトリクスは、HP OpenView、BMC PATROL®、Tivoli Enterprise、またはCA Unicenter® TNGなどの管理プラットフォームと交信する、内蔵のイベント自動化機能と併用することもできます。

低コストで生産性を増加
SightLineの優れた正確性と「仮説」シナリオ解析により、以下の内容を可能にすることで、キャパシティ・プランニング能力を高め、予算編成プロセスの効率化を図ることができます。

  • トランザクション・キャパシティを増やすもっともコスト効率のよい方法を割り出します。
  • 固定予算でパフォーマンス、キャパシティ、生産性を最大限向上させます。
  • 適切なリソース要件を割り出すためにプロセス・トレンドを特定します。
SightLineにより、IT担当スタッフはより重要なプロジェクトに専念できるようになり、ユーザの労働生産性を高めることができます。SightLineは簡単に導入し、サイトごとの独自要件に合致したカスタマイズを施すことができ、迅速なROIの確保と長期にわたるITコストの削減を実現します。SightLineのPower AgentsとExpert Advisor/Visionは、すべてのStratusRA製品ファミリに対応しています。SightLineソフトウェアにより、可用性の安全確保、サービス・レベルへの適合、そしてITリソースの節約を可能にします。詳細はStratusまたはSightLineの担当者にお問合わせ下さい。