ForSight(Standalone Model)

SightLine ForSightは、モデル定義によるシュミレーション・ソフトウェアであり、最適かつ的確なキャパシティ・プランニングを実現します。


キャパシティ・プランニング
企業の収益を上げるには、ITインフラストラクチャへの投資を活かすことが非常に大切になります。ユーザのニーズは日々劇的に変化しており、常時安定したサービス・デリバリを維持することの重要性が増しています。サービス・レベルの障害を避けるために、ハードウェアやネットワークのキャパシティを増やしていく方法は、もはやビジネス・ゴールを達成する最良の手段ではありません。SightLineの高度なForSightソリューションにより、IT担当者はインフラストラクチャのキャパシティの変更を正確にプランニングできるようになり、一貫したサービス・レベルの確保と最良のROIを可能にします。


製品機能
データ収集 – ForSightは、サービス・レベルをトランザクション関連の指標を基準として表示します。表示の内容は、SightLineにより収集されるリソースの利用状況に関する詳細な情報を基準としています。トランザクション・パフォーマンス・モデル(下図参照)が作成され、CPUの利用時間率、CPUキュー、およびI/Oサブシステムの遅延に関する各情報など、トランザクション応答時間に影響する要素を視覚的に確認でき、最適化できます。

ForSightのサービス・トランザクションの包括的なビューにより、利用可能なリソースの再割り当てやトランザクション頻度の変更を基準にシステム・パフォーマンスをモデリングします。結果として、最重要の業務トランザクションを優先することで、ビジネス・ゴールの達成とITリソースのフル活用を可能にします。

 


検証/シミュレーション – ForSightは、キャパシティ・プランニング分野におけるSightLineの高度に最適化された解析機能を継承しており、そのシミュレーションにおいて業界で最高レベルの正確性を誇っています。ForSightのシミュレーション・モデルは、+/-10%の信頼区間が確保されており、企業での利用に耐え得る有効レベルとなっています。

モデル定義 – ForSightの高度なモデリング技術により、ユーザは自分で定義した仮説シナリオを検証することで、インフラストラクチャ・リソースの変更を素早くモデリングできます。仮説シナリオには、ハードウェア構成やトランザクション・サービス頻度についての変更提案も含めることができます。機器購入の要望が来月20%増えたらどうなるか、または、より高速なCPUを購入した場合Webページの応答時間を高速化できるか、といった仮定シナリオを利用できます。包括的なハードウェア・ナレッジベースがForSightに組み入れられており、新しいコンポーネントおよびパフォーマンス特性を動的に定義して追加できます。このナレッジベースを活用することで、ユーザはサービス・デマンドをシミュレートでき、さまざまなハードウェア構成でのサービス動作を観察できます。

コンフィグレーション定義 – ハードウェア構成やランザクション・プロファイルは動的に変更できます。たとえば、データベース・スループットをモデリングし、サーバ構成やストレージ・サブシステムをアップグレードしたときのコストと利点について解析できます。また、ForSightは、推奨構成と既存の基本モデルの比較データを盛り込んだパフォーマンス・レポートを自動生成します。このレポートにより、システム・パフォーマンスを向上させる最もコスト効果の高い方法の特定に役立ちます。

負荷定義 – ForSightは、サービス要求による負荷を増大することでボトルネックを予測できるようなります。シミュレーションの結果は色分けされたアイコンで視覚的に表示されます。たとえば、ForSightのI/Oモデリング機能(特許取得済み)を使用すると、ディスク・キャッシュのサイズを倍にしたときにどうなるか、全体的なトランザクション・サービスレベルへの効果はどうなるか、といった仮説シナリオで検証できます。


低コストで生産性を増加

SightLineの優れた正確性と「仮説」シナリオ解析により、以下の内容を可能にすることで、キャパシティ・プランニング能力を高め、予算編成プロセスの効率化を図ることができます。

  • トランザクション・キャパシティを増やすもっともコスト効率のよい方法を割り出します。
  • 固定予算でパフォーマンス、キャパシティ、生産性を最大限向上させます。
  • 適切なリソース要件を割り出すためにプロセス・トレンドを特定します。